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掲載内容は2026年8月30日時点で確認した公式情報をもとに作成しています。
マネーフォワード クラウド会計の使い方|初期設定から仕訳・帳簿確認まで
マネーフォワード クラウド会計を導入したものの、「最初に何を設定すればよいのか」「銀行口座を連携した後はどう処理するのか」と迷っていませんか。
基本的な流れは、事業者情報と会計期間を設定し、開始残高を登録してから、銀行口座やクレジットカードを連携する順番です。その後、取り込まれた明細を確認して仕訳を登録し、仕訳帳や残高で間違いがないか確認します。
この記事では、マネーフォワード クラウド会計を使い始める手順を7ステップで解説します。日々の入力から月次確認までの流れをつかみたい方は、順番に進めてみてください。
※画面名や利用できる機能は、契約プランやサービスの更新によって変わる場合があります。実際の操作では、マネーフォワード クラウド会計の画面と公式サポートもあわせて確認してください。
マネーフォワード クラウド会計の使い方は7ステップ
最初に、全体の流れを確認しておきましょう。
- 事業者情報と会計期間を設定する
- 開始残高を登録する
- 銀行口座やクレジットカードを連携する
- 取り込まれた明細を確認する
- 仕訳を登録する
- 領収書や請求書などの証憑を整理する
- 仕訳帳や残高を確認する
最初からすべての機能を使いこなす必要はありません。まずは「取引を取り込む・仕訳にする・帳簿で確認する」という一連の流れを身につけることが大切です。
まだ契約前で、無料で使える範囲を確認したい方は、マネーフォワード クラウドは無料で使える?も参考にしてください。
使い始める前に準備しておくもの
初期設定を始める前に、次の資料や情報を用意しておくとスムーズです。
- 事業者名、住所、電話番号などの基本情報
- 会計期間や決算月
- 期首時点の預金、現金、売掛金、借入金などの残高
- 連携する銀行口座やクレジットカードの情報
- 通帳、カード明細、請求書、領収書
- 前年度の決算書や試算表(既存事業の場合)
開始残高は、その年度の帳簿の出発点になります。前年度から事業を継続している場合は、前期末の貸借対照表などを確認しながら入力しましょう。数値の判断に不安がある場合は、税理士などの専門家への確認が安全です。
Step1:事業者情報と会計期間を設定する
最初に、事業者情報や会計期間など、帳簿の土台となる項目を設定します。
事業者設定では、名称や所在地などの基本情報を確認します。会計期間は、今回入力する取引がどの年度に属するかを判断する基準です。法人であれば自社の事業年度、個人事業主であれば対象年を確認してください。
特に注意したいのが、会計期間と決算月です。ここを誤ると、取引が想定した年度に表示されなかったり、帳簿の集計期間がずれたりする原因になります。取引入力を本格的に始める前に確認しましょう。
設定内容や画面の場所が分からない場合は、公式の事業者・年度の管理に関するガイドで最新の操作を確認できます。
Step2:開始残高を登録する
開始残高とは、会計期間の初日時点で保有している資産や負債などの残高です。たとえば、普通預金、現金、売掛金、買掛金、借入金などが該当します。
新しく事業を始め、その年度が最初の会計期間である場合と、前年度から帳簿を引き継ぐ場合では、入力する内容が異なります。継続事業では、原則として前期末の残高をもとに確認します。
開始残高が違うと、その後の取引を正しく入力しても、預金残高や貸借対照表が合わなくなります。入力後は、借方と貸方の合計だけでなく、実際の通帳残高や前期末資料との一致も確認してください。
勘定科目や金額の振り分けに迷う場合は、推測で確定せず、過去の決算資料や専門家の指示を確認しましょう。
Step3:銀行口座やクレジットカードを連携する
マネーフォワード クラウド会計では、銀行口座やクレジットカードなどを連携し、明細を取得できます。手入力を減らしやすくなるため、日常的に使う事業用口座やカードから登録するとよいでしょう。
公式ガイドでは、「データ連携」から新規登録を行い、対象の金融機関やサービスを選択します。連携方法にはAPI方式やID・パスワード方式などがあり、対象サービスによって異なります。
連携時は、明細の取得開始日を慎重に設定してください。取得できる過去明細の期間は金融機関やサービスによって異なります。また、すでに手入力やCSV取込を済ませた期間まで取得すると、同じ取引を二重に登録するおそれがあります。
連携方法を変更するときも、旧連携と新連携で取得期間が重ならないように開始日を確認します。詳しい手順は公式の金融機関・サービス連携の新規登録ガイドを参照してください。
Step4:取り込まれた明細を確認する
口座連携で取得した明細は、そのまま自動的に正しい帳簿になるとは限りません。「連携サービスから入力」に表示された候補を確認し、勘定科目や摘要などを整えて登録します。
確認する主な項目は次のとおりです。
- 取引日が正しいか
- 入出金額が明細と一致しているか
- 勘定科目が取引内容に合っているか
- 税区分が適切か
- 摘要から取引相手や内容を判断できるか
- 同じ取引がすでに登録されていないか
プライベートの支出や、会計上の登録対象にしない明細は「対象外」として処理できます。ただし、対象外にするかどうかは取引の実態で判断してください。誤って対象外にした明細は、登録済み一覧から解除できる場合があります。
公式の「連携サービスから入力」の使い方も確認しながら進めると安心です。
Step5:仕訳を登録する
連携できない取引や現金取引は、手動で登録します。マネーフォワード クラウド会計では、取引内容を入力して仕訳を作成する方法や、振替伝票形式で入力する方法などがあります。
初心者は、まず次の4点を意識しましょう。
- いつ:取引日
- 何が:勘定科目
- いくら:金額
- なぜ・誰と:摘要
たとえば、事業用の消耗品を現金で購入した場合は、日付、支出内容、金額、支払方法を確認して登録します。ただし、実際に使う勘定科目や税区分は、取引内容や事業者の状況によって変わることがあります。
登録後は、「取引から入力」の使い方や仕訳帳を参照し、意図した仕訳になっているか確認してください。
Step6:領収書や請求書などの証憑を整理する
仕訳を登録したら、その根拠となる領収書、請求書、納品書、カード利用明細などを整理します。後から取引内容を確認できる状態にしておくことが重要です。
証憑を保存するときは、少なくとも次の情報を確認します。
- 取引日
- 取引先
- 金額
- 取引内容
- 仕訳との対応関係
証憑のアップロードや自動取得など、利用できる機能は契約プランや連携サービスによって異なる場合があります。保存要件については、国税庁などの公的情報と自社の運用ルールを確認してください。
Step7:仕訳帳や残高を確認する
入力したら終わりではなく、帳簿に正しく反映されたかを確認します。まずは仕訳帳を開き、登録した仕訳の日付、勘定科目、金額、摘要を確認しましょう。
次に、預金残高や現金残高を実際の残高と照合します。公式の残高照合機能では、取得した銀行明細の残高と、登録済み仕訳をもとにした帳簿残高を比較できます。利用できる範囲はプランによって異なるため、画面に表示されない場合は契約内容を確認してください。
残高が合わない場合は、次の順で探すと原因を見つけやすくなります。
- 未登録の明細がないか
- 同じ取引を二重登録していないか
- 金額や日付を誤っていないか
- 入金と出金を逆にしていないか
- 開始残高が正しいか
初心者がつまずきやすい6つのポイント
1. 口座連携だけで記帳が完了したと思う
取得した明細は仕訳候補です。勘定科目や税区分などを確認し、必要な明細を登録してはじめて帳簿に反映されます。
2. 手入力と連携明細を二重登録する
手入力した取引と、後から取得した明細が重複することがあります。取得開始日の設定と、登録前の重複確認が重要です。
3. 個人用と事業用の取引を混在させる
事業専用の口座やカードを用意すると、仕訳判断と残高確認がしやすくなります。混在している場合は、事業との関係を一件ずつ確認しましょう。
4. 自動提案を確認せず登録する
過去の入力などをもとに候補が表示されても、今回の取引に必ず当てはまるとは限りません。取引の実態と証憑を確認してください。
5. 開始残高を後回しにする
開始残高が未設定または不正確だと、現在残高との比較が難しくなります。日々の仕訳を増やす前に整えておきましょう。
6. 年末や決算直前にまとめて確認する
時間がたつほど、取引内容や証憑との対応を思い出しにくくなります。少なくとも月に一度は未登録明細と残高を確認するのがおすすめです。
毎月の経理ルーティンを決めておく
クラウド会計は、定期的に確認する運用を作ると活用しやすくなります。月次では、次の流れを目安にしてください。
- 銀行・カードの明細が更新されているか確認する
- 未登録の明細を処理する
- 現金取引や未連携取引を入力する
- 領収書・請求書と仕訳を照合する
- 預金・現金・売掛金・買掛金などの残高を確認する
- 不明な取引をリスト化し、早めに確認する
入力日を毎週または毎月固定すると、処理の抜け漏れを防ぎやすくなります。経理担当者と確認者が異なる場合は、締め日と確認項目も共有しましょう。
料金やプランごとの違いが気になる方は、マネーフォワード クラウドの料金を解説をご覧ください。利用者の評価や注意点を比較したい方は、マネーフォワード クラウドの評判・口コミも参考になります。
分からないときの確認先
画面操作で迷った場合は、まず公式サポートのガイドやFAQを確認します。画面名で検索すると、該当する操作ガイドを見つけやすくなります。
一方、勘定科目、税区分、経費にできるかどうか、決算処理などは、個別の事実関係によって判断が変わります。操作方法と税務判断を分け、税務上の判断が必要な場合は税理士や税務署などの専門窓口へ確認してください。
なお、個人事業主向けの選び方はマネーフォワードは個人事業主におすすめ?、法人向けの検討ポイントはマネーフォワードは法人におすすめ?で整理しています。
マネーフォワード クラウド会計の使い方に関するよくある質問
Q1. 銀行口座を連携すれば、自動で仕訳が完成しますか?
いいえ。取得した明細を確認し、勘定科目や税区分などを整えて登録する必要があります。自動提案は入力を補助する機能として使い、取引の実態と照合しましょう。
Q2. 連携前の古い明細も取得できますか?
取得できる期間は金融機関やサービスによって異なります。連携画面で取得開始日と取得可能期間を確認してください。
Q3. 同じ取引を二重登録した場合はどうすればよいですか?
仕訳帳や連携明細を確認し、重複している仕訳を特定します。削除や修正の前に、どちらが正しい記録か、証憑や通帳と照合してください。
Q4. 現金で支払った取引も登録できますか?
はい。口座連携で取得できない現金取引は、取引入力や振替伝票などから手動で登録します。
Q5. 開始残高は必ず入力する必要がありますか?
正しい残高や貸借対照表を作るために重要です。特に前年度から事業を継続している場合は、前期末残高とのつながりを確認してください。
Q6. スマートフォンだけで使えますか?
利用できる操作はありますが、初期設定や帳簿全体の確認は、表示項目を見渡しやすいパソコンで進めると効率的です。対応機能は最新の公式案内を確認してください。
Q7. 個人事業主は「クラウド会計」と「クラウド確定申告」のどちらを使いますか?
一般に、法人向けの会計処理と個人事業主向けの確定申告では対象サービスが異なります。この記事は「マネーフォワード クラウド会計」を中心にした操作の流れです。個人事業主で申告書作成まで行う場合は、マネーフォワード クラウド確定申告の対象機能と契約内容を確認してください。
Q8. 確定申告書や法人税申告書もこの記事の手順で提出できますか?
この記事では、初期設定から日々の仕訳、帳簿確認までを扱っています。申告書の作成・提出手順は対象外です。申告する税目や事業形態に応じて、公式ガイドや税理士などへ確認してください。
まとめ
マネーフォワード クラウド会計は、次の順で進めると使い方を整理しやすくなります。
- 事業者情報と会計期間を設定する
- 開始残高を登録する
- 銀行口座やカードを連携する
- 連携明細を確認する
- 手動取引を含めて仕訳を登録する
- 証憑を整理する
- 仕訳帳と実際の残高を照合する
便利な自動連携も、最終的には内容の確認が必要です。最初は少量の取引で一連の操作を試し、慣れてから連携先や運用範囲を広げるとよいでしょう。
まだ導入前の方は、マネーフォワード クラウドの無料利用範囲と料金プランを確認し、自社に合う使い方を検討してください。

